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LMC Championships 2011

LMC Championships

DechTech: 青黒コントロール:渡辺 雄也

Written by Daisuke Kawasaki

新環境最初のスタンダード大型トーナメントとして注目を集めたグランプリ・ブリスベン。ならば、そこで優勝したデッキこそ、もっとも今注目を集めているデッキであると言えるだろう。

それが《瞬唱の魔道士》をキーとした青黒コントロールデッキだ。

そんな青黒コントロールを世界を股にかける男、「ジャパニーズジャガーノート」渡辺 雄也が使用しているということなので、インタビューを決行することとした。

なお、このインタビューは、渡辺が 3-2 でドロップした後に行われている。

UB Control - Watanabe Yuya / LMC Championships 2011
 4  瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage
 2  聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx
 1  墓所のタイタン/Grave Titan
 1  ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine

8 Creatures 4 マナ漏出/Mana Leak 4 雲散霧消/Dissipate 1 否認/Negate 4 熟慮/Think Twice 4 禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy 3 破滅の刃/Doom Blade 2 肉体のねじ切り/Wring Flesh 1 喉首狙い/Go for the Throat 1 ゲスの評決/Geth's Verdict 1 黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenith
25 Spells 9 島/Island 6 沼/Swamp 4 水没した地下墓地/Drowned Catacomb 4 闇滑りの岸/Darkslick Shores 2 ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard 2 幽霊街/Ghost Quarter
27 Land 60 Total Cards
 1  ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine
 3  漸増爆弾/Ratchet Bomb
 1  殴打頭蓋/Batterskull
 1  否認/Negate
 1  肉体のねじ切り/Wring Flesh
 1  黒の太陽の頂点/Black Sun's Zenith
 1  ドルイドの物入れ/Druidic Satchel
 3  ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
 2  記憶の熟達者、ジェイス/Jace, Memory Adept
 1  ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard

15 Sideboard Cards
CIMG2725

-- 「お疲れ様でした。今日は青黒コントロールを持ち込んできていたようですが、その理由はなんですか?」

渡辺 「単純に青黒が好きだというのはあるんですが、なにより日本のメタゲームの中でこの形の青黒がどれくらい戦えるか試したかったというのはありますね」

-- 「なるほど。実際どうでしたか?」

渡辺 「僕自身の戦績が全てを物語っているとおもうんですが、かなり厳しいことは間違いないですね」

-- 「その理由はどこにあると思いますか?」

渡辺 「ひとつは、青黒というデッキがネタバレしてしまって、青黒に勝てるようにまわりの研究が進んでいったということですね。実際、うすうすとは青黒が勝てないメタゲームにまわりが進化していっているのは気がついていたんですが、今日、実際に確認したかんじですね」

-- 「やはり知られていないデッキというのはアドバンテージですよね」

渡辺 「そうですね。あとは、先週のブリスベンでのメタゲームでは赤緑型の《ケッシグの狼の地》が一番多く、赤緑を食える青黒にとって戦いやすいメタゲームだったというのはあるんですが、日本は元々緑単タッチ赤が多かったというのがありますね。元々多かったのに、青黒に勝つためにもっと増えてきたと」

-- 「赤緑型と緑単タッチ赤で劇的に相性を代えているのはどのカードですか?」

渡辺 「《ダングローブの長老》ですね。まったく触れない上に、マナクリーチャー経由で 2 ターン目にでてきたりしますしね」

-- 「呪禁の大型クリーチャーというのはかなり致命的ですよね」

渡辺 「そうですね。結局《黒の太陽の頂点》はほとんど間に合わないですし、メインでは《ワームとぐろエンジン》をはじめとした 6 マナのフィニッシャーで対抗するしかないですね。サイドでは《ヴェールのリリアナ》を入れたりしてなんとかならなくもないんですが、それでも厳しいですね」

-- 「ちなみに、メインデッキはほとんどブリスベン優勝のデッキと同じということですが、どこら辺を変更しましたか?」

渡辺 「6 マナのフィニッシャーを 1 枚《禁忌の錬金術》に入れ替えました。6 マナのカードが多くても動きにくくなるのでより動きやすいカードに入れ替えたんですけど、さっきもいったように緑単相手には 6 マナのフィニッシャーが勝負を握っているので、この大会に持ち込む上では微妙な変更だったかもしれませんね」

-- 「なるほど。対緑単が青黒を使う上でのキーになるわけですね」

渡辺 「そうですねぇ……というか、状況的に青黒はかなり厳しいんじゃないですかね。僕も来週は青黒を使うかって言われるとかなり怪しいです」

-- 「緑単流行っていますからね、日本では。メインの話はそれくらいにして、サイドボードのカードについて聞きたいのですが……やはり《ドルイドの物入れ》が一番気になるカードですね」

渡辺 「これは同系相手のサイドボードですね。同系対決は土地の並べ合いからの《ネファリアの溺墓》の起動し合いというゲームプランになるのでこのカードはうまく機能してくれます。実質的に破壊されにくいプレインズウォーカーって感じの動きをしてくれますね」

-- 「《漸増爆弾》はサイドアウトされますしね」

渡辺 「これに対応する為に《漸増爆弾》をメインに残してくれるならそれはそれでいいかなという感じです」

Nephalia Drownyard

-- 「《ネファリアの溺墓》はやはり強いですか?」

渡辺 「強いですね。強すぎます。やっちゃってるんじゃないですかね、このカードは。今回はちょっとコントロールを強化しすぎてしまったのではないかと思っています。《ネファリアの溺墓》と一緒に《熟慮》《雲散霧消》と、そして《瞬唱の魔道士》がいるのはおかしいと思いますよ」

-- 「《瞬唱の魔道士》もやはり強いですか?」

渡辺 「かなり強いですし、好きなカードですね。来週も是非このカードを使ってでたいと思っています」

-- 「青黒以外で、ってことですか?」

渡辺 「まぁ、青黒でもなにか《ダングローブの長老》に勝てる手段があれば出るかもしれませんし、青黒白でも青赤でもいいですね。とにかく来週も《瞬唱の魔道士》で戦いたいです」

-- 「今日一緒に戦ったスリーブでは明日は対戦できないですもんね。そのスリーブはどうでしたか?」

渡辺 「このスリーブは良かったですね。このスリーブで戦いたいから今日来たみたいなところはあります。あずにゃんは最強ですね。今日勝てなかったのは僕がふがいなかっただけです」

-- 「そうですか……余談は置いておくとして、青黒デッキを実際に来週使うとしたら注目しているカードはありますか?」

渡辺 「サイドボードのカードになるんですが《血統の守り手》は使えるかもしれませんね。緑単系のデッキに対して青黒が簡単に勝てる様になるカードですので」

-- 「他に、中村(肇)さんが使っていたような、《組み直しの骸骨》《饗宴と飢餓の剣》を入れるスケルトンブレードというデッキもありましたが……」

渡辺 「あれは使わないですね……昨日実際に僕も試してみたんですけど弱かったです。やっぱ、《組み直しの骸骨》が素で引いた時に弱いのがつらいですね」

-- 「他に青黒と言えば、《ボーラスの工作員、テゼレット》もありますね」

渡辺 「僕は《ボーラスの工作員、テゼレット》を使うことはないでしょうけど、ヤソは間違い無く《ボーラスの工作員、テゼレット》でしょうね。ヤソがブリスベンで使っていたデッキは緑系に弱くて、実際に負けたのもほとんど緑系だったんですけど、ヤソなら緑に勝てる形にチューンしてくるんじゃないですかね」

-- 「僕自身がテゼレットみたいなところありますからね」

渡辺 「ブリスベンでテゼレットにサイン求められていましたよ」

-- 「気持ちはわかりますね。最後、話がぶれましたが、お話ありがとうございました」

Tags: Decks Feature

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