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LMC Championships 2011

LMC Championships

DechTech: 白緑ビートダウン:菅谷 裕信

Written by Daisuke Kawasaki

《瞬唱の魔道士》《ケッシグの狼の地》が注目される中、ダークホース的にトップメタに駆け上がってきたのが、白緑ビートダウンだ。

といっても、マナクリーチャーからの《ミラディンの十字軍》というコンセプトは今年の日本選手権で準優勝するだけのポテンシャルを持っていたわけだし、主なパーツで失ったものがほとんどない以上、上位メタに顔をだすのも当然だろう。

最近では《無形の美徳》を採用したトークン型も多くいるが、今回は「白単の貴公子」菅谷に、由緒正しいマナクリーチャー+《ミラディンの十字軍》型の解説をお願いしてみよう。

WG Beat - Sugaya Hironobu / LMC Championships 2011
 4  極楽鳥/Birds of Paradise
 4  アヴァシンの巡礼者/Avacyn's Pilgrim
 1  ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary
 4  ミラディンの十字軍/Mirran Crusader
 4  刃砦の英雄/Hero of Bladehold
 2  月皇ミケウス/Mikaeus, the Lunarch
 2  霊誉の僧兵/Geist-Honored Monk
 1  原始のタイタン/Primeval Titan
 1  大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite

23 Creatures 2 迫撃鞘/Mortarpod 3 忘却の輪/Oblivion Ring 2 内にいる獣/Beast Within 2 踏み荒らし/Overrun 3 エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel 1 情け知らずのガラク/Garruk Relentless
13 Spells 8 森/Forest 4 平地/Plains 4 剃刀境の茂み/Razorverge Thicket 4 陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove 4 ガヴォニーの居住区/Gavony Township
24 Land 60 Total Cards
 3  最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll
 3  外科的摘出/Surgical Extraction
 3  帰化/Naturalize
 2  機を見た援軍/Timely Reinforcements
 1  饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine
 1  戦争と平和の剣/Sword of War and Peace
 2  原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter

15 Sideboard Cards

-- 「最近ではトークン型も流行っていますけど、やはり白ウィニー好きとしては、白ウィニーをマナ加速でサポートするようなこの形が良かったですか?」

菅谷 「一応トークン型も試してみたんだけど、FNM で 0-3 したからやっぱ辞めた。せっかく LMCC なんだし、キャラに合わせた形のほうがいいかなとも思ったしね」

-- 「基本的な動きを解説していただいていいですか?」

菅谷 「8 枚のマナクリーチャーで 2 ターン目に 3 マナにたどりついて、3 マナ域のパワーカード、理想は《ミラディンの十字軍》だね、を召喚、そのまま 4 ターン目に《刃砦の英雄》まで繋いで殴りきっちゃうデッキです」

-- 「やはり《ミラディンの十字軍》のカードパワーは高いですか」

Mirran Crusader

菅谷 「高いですね、環境的にも。このデッキを使おうと考えた最大の理由が、2 ターン目にでてきた《ミラディンの十字軍》に対処できるデッキがほとんどないってことですから」

-- 「基本的に赤いカードじゃないと対応できませんものね」

菅谷 「そうですね。赤がいないなら《ミラディンの十字軍》はとにかく強いです。今、赤いデッキ少ないですからね。ただ、青黒が増えてくるなら、それに勝てる赤が増えると思うので、そうなるとメタゲームも動いていくのかなと思います」

-- 「なるほど。2 ターン目《ミラディンの十字軍》、3 ターン目《刃砦の英雄》という動きはお約束として、いくつか面白いカードも入っていますね。特にメインボードに 1 枚入った《大修道士、エリシュ・ノーン》はすごく気になるのですが」

菅谷 「それは同系対決用の必殺技ですね。同系というか、白緑相手ですか。こっちは《ミラディンの十字軍》型にしてしまっているので、トークンを横に並べてくるタイプの白緑にはちょっと分が悪いんです。それに対処できるカードってことで採用しましたね」

-- 「これはやはり《ヴェールの呪いのガラク》の<-2>能力でひっぱってくるんですか?」

菅谷 「そうですね。《ヴェールの呪いのガラク》でサーチできるってのは大きいです。このデッキの場合、メインでは間違い無く《原初の狩人、ガラク》より《情け知らずのガラク》の方が強いと思います。今回、調達できないで 1 枚しか入れられてないんですが、間違い無く 2 枚いれて良いカードでしょうね」

-- 「《原初の狩人、ガラク》より強い、ですか」

菅谷 「メインでは、ですよ。サイド後、特に対青黒とかでは《原初の狩人、ガラク》の方が本命ですね。特に除去の多いタイプのデッキ相手にはクリーチャーを減らしてプレインズウォーカーを増量して戦うのが主な戦略になりますね」

-- 「なるほど。パーマネント対策の《内にいる獣》や同系対策の《迫撃鞘》はなんとなく使い勝手もわかると思うので、イニストラードで新しく増えたカードに絞って質問させていただきます。まず《ガヴォニーの居住区》はどうですか?」

Gavony Township

菅谷 「《ガヴォニーの居住区》はとにかく強いですね。このデッキに《原始のタイタン》を入れている最大の理由です。ただ、無色マナしか出ないので、事故りやすくなっちゃうのは気をつけないといけないですけどね」

-- 「具体的にどういう場面で特に強さを感じますか?」

菅谷 「やっぱり、このデッキはマナクリーチャーが多すぎて、プレッシャーをかけられないカードが入っちゃってるんですよね。だからそのままだと青黒とか相手にさばききられたりしやすい。でも、《ガヴォニーの居住区》があれば、小さいマナクリーチャーでもじわじわとプレッシャーをかけていく事ができるので、それに相手が対応しようとしてきたところで大技を決めたりできるのが強いですね」

-- 「続いて《月皇ミケウス》はどうですか?」

菅谷 「まぁ、普通に強いですよ。このデッキ、1 ターン目にマナクリーチャーを出せなかった場合、2 マナでやることがなかったりするんですが、そこをうまく埋めつつ 3 マナ出たときも選択肢になってくれるのがいいですね。コイツがでちゃえば後から出てくるクリーチャーが全てプレッシャーとして機能してくれるのもいいですね」

-- 「あとは、《霊誉の僧兵》ですか」

菅谷 「強いし、これで勝ったゲームも結構あったんですけど、やっぱ重いしこれ以上の枚数は入れられないんじゃないですかね。1 マナ→ 3 マナ→ 4 マナ→ 5 マナっていう展開のゴールとしては良いカードなんですけど、《エルズペス・ティレル》とかも入っているので、5 マナのカードはこれ以上はいれられませんね」

-- 「なるほど。他に今日使っていて感じたことはありますか?」

菅谷 「とにかく《情け知らずのガラク》は増やしたいですね。《踏み荒らし》は強いけど、ネタバレしちゃってると厳しいところもあるから、ここのポジションは《情け知らずのガラク》に入れ替えちゃってもいいかもしれない」

-- 「ありがとうございました」

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