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LMC Championships 2011

LMC Championships

DechTech: 赤単:仙波 恒太郎

Written by Daisuke Kawasaki

021

基本セット 2010 が発売された時、もっともインパクトを与えたのはやはり《稲妻》の再録だっただろう。歴代でも間違い無く最強の火力が環境に存在したことで、常に赤単というデッキはメタゲームににらみをきかす存在となっていた。

だが、その《稲妻》が基本セット 2011 では《火葬》になった。もちろん、《火葬》も標準以上の火力ではあるが、《稲妻》になれてしまった身には 2 マナはちょいと重い。

《ゴブリンの先達》をはじめとした強力なクリーチャーを擁していたゼンディカーブロックもスタンダード落ちしてしまったため、新環境では赤単は厳しいのではないかと考えられていた。

だが、赤単は死んでいなかった。

この LMCC の会場にも 6 人の赤単使いがいる。その中で、今回は The Finals2010 優勝の仙波 恒太郎にデッキについてインタビューしてみよう。

肉 - Semba Kotaro / LMC Championships 2011
 4  流城の貴族/Stromkirk Noble
 2  無謀な浮浪者/Reckless Waif
 2  トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder
 4  嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker
 4  チャンドラのフェニックス/Chandra’s Phoenix

16 Creatures 4 燃え上がる憤怒の祭殿/Shrine of Burning Rage 3 はらわた撃ち/Gut Shot 3 電弧の痕跡/Arc Trail 2 火葬/Incinerate 2 電位の負荷/Volt Charge 1 小悪魔の遊び/Devil's Play 4 槌のコス/Koth of the Hammer
19 Spells 21 山/Mountain 4 墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus
25 Land 60 Total Cards
 3  躁の蛮人/Manic Vandal
 2  オキシド峠の英雄/Hero of Oxid Ridge
 4  金屑の嵐/Slagstorm
 3  饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine
 3  四肢切断/Dismember

15 Sideboard Cards

-- 「まずは、赤単を使用した理由を教えてください」

仙波 「カードがやすいからです!というのは嘘で、メタゲーム的にかなり強いと思ったからですね。青黒は形もありますし優劣はつけにくいですが、ソーラーフレアにはかなり楽に勝てます。特に《オキシド峠の英雄》が強いですね」

-- 「ローテーションで赤単が弱くなるのではないかという話もありましたが、実際のところどうですか?」

仙波 「《燃え上がる憤怒の祭殿》は相変わらず強いですし、さらに《流城の貴族》という通ったらそのまま勝っちゃえるカードが増えているので十分戦えますよ」

-- 「《流城の貴族》の参入は大きいですか」

Stromkirk Noble

仙波 「そうですね。実際、カードが減ったといっても、デッキのキーカードになっている部分はなくなっていないんですよ。そもそも赤単は火力だけの手札はキープできなくて何かしらのパーマネントがないとキープできない。で、《燃え上がる憤怒の祭殿》はありますし、1マナ域のクリーチャーがちゃんと追加されたので、キープ基準自体はあまりかわってないんじゃないですかね」

-- 「デッキの構造自体は残っていると」

仙波 「そういうことです。正直《ゴブリンの先達》より《流城の貴族》の方が強いくらいですから、パーマネントという意味では強化されていますね。本当に《稲妻》が落ちた分、火力の質が下がったくらいです」

-- 「1マナ域には《流城の貴族》だけじゃなくて《無謀な浮浪者》も登場していますしね。《無謀な浮浪者》はどうですか?」

仙波 「今回、試しに入れてみたんですけど、思ったよりはいいですね。やっぱ緑白とかにはあんまり強くないカードなんですけど、青黒系相手の場合、相手が変身させないようにメインで動いてくれてマナが少ない状態でターンを終えてくるので戦いやすい場面を作ってくれますね」

-- 「なるほど。では一方で《稲妻》を失って代わりに入れることになった火力ですが、火力の選択とその理由を教えてください」

仙波 「《電弧の痕跡》は強いですね。白緑系のデッキが増えてきているってのもあるんですが、とにかく赤単で1枚でアドバンテージを取れるカードは強いですよ。あと、マナクリーチャーを焼きながら《嵐血の狂戦士》を狂喜させたりもできますしね」

-- 「《電位の負荷》は面白い動きをしそうですね」

仙波 「そうですね。《槌のコス》《燃え上がる憤怒の祭殿》だけじゃなくて、《流城の貴族》という新しいカウンターが載るカードが増えましたし増殖の有用さはあがっていると思います。《墨蛾の生息地》の毒カウンターも一応増やせますしね」

-- 「《はらわた撃ち》はどうですか?」

仙波 「うーん……ここは難しいところで、悪くはないカードなんですけど青黒系には厳しいカードですよね。マナクリーチャーを出してくるようなタイプのデッキ相手にはすごいテンポをとれますし、1マナクリーチャーを出せなかったとしても、これを本体に撃って《嵐血の狂戦士》の狂喜できたりと便利な場面は多いんですけどね……」

-- 「最後は《小悪魔の遊び》ですか……」

仙波 「これは本当に強いですね。実は1枚しか持っていないので1枚しかいれてないんですけど、これはもう1枚いれていいですね。普通にとどめとして強いだけでなく、序盤は気軽にマナクリーチャーを焼いて、フラッシュバックで使ったり、そもそもフラッシュバックが付いているので《燃え上がる憤怒の祭殿》と相性がいいですし、とかなり良いカードです」

-- 「続いてサイドボードですが」

仙波 「《ダングローブの長老》系が多いだろうと思っていて、あのカード1枚で詰んでしまうので《饗宴と飢餓の剣》を投入しています。あと、緑白のトークン系も増えると考えたので《金屑の嵐》をいれていますね」

-- 「あとは、普通にパーマネント対策ですか」

仙波 「そうですね。ただ《四肢切断》は、赤のレイコマ系の呪文でも良かったかもしれないです。とにかく《ワームとぐろエンジン》がきついので」

-- 「なるほど。最後にこのデッキの魅力を教えてください」

仙波 「《稲妻》が無くなって、本体に火力を撃って狙っていくっていう戦い方はできなくなりましたけど、その分、クリーチャーが強くなっているので戦いやすくはなってると思います。《オキシド峠の英雄》がいれば《機を見た援軍》もなんとかなるので、ぜひ使ってみてください」

Tags: Decks Feature

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