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LMC Championships 2011

LMC Championships

ラウンド 4: 仙波 恒太郎(千葉) vs 中村 肇(神奈川)

Written by Daisuke Kawasaki

グランプリ北九州チャンピオンの「マンモス」石井 泰介と、説明無用のジャパニーズジャガーノート、渡辺 雄也のマッチアップ、しかも青黒コントロール vs. 緑単タッチ赤《ケッシグの狼の地》というプレイヤー、デッキともに魅力的なマッチをあえてスルーして、フィーチャリングエリアに呼ばれたのは、このふたり。

The Finals 2010 チャンピオンの仙波 恒太郎と、2 代目ミスター PWC の中村 肇。

中村 「うわー、ちょっと相性悪いな」

仙波 「たしかに相性はいいと思うんだけど、さっき渡辺に負けてるんだよね……」

中村が使用するデッキは、渡辺と同じく青黒コントロール、対して、仙波が使用するのは赤単だ。「ソーラーフレアだったら余裕だったんだけどな……」と愚痴る仙波だが、受けの青黒に対しては赤単にわずかに分があるように見える。

「クズ五虎将」を名乗り、夜な夜な誰もが近づきたくないような飲み会を繰り広げているこのふたり。確かに人間性はクズだが、マジックのプレイスキルは折り紙付きだ。The Finals 2010 決勝戦のカバレージでは『カバレージ呼ばれたがり欲』が強すぎると称されたふたりが並んでフィーチャーされたのだから、きっと見応えのある攻防を見せてくれることだろう。


Game 1

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中村がダイスロールで 12 を出す。

仙波 「さっき、渡辺にも 12 だされたんだけどー」

PWC の人々はダイスロールが強い。さておき、後手となった仙波は土地が 1 枚のハンドをマリガンする。だが、続いて来た 6 枚の手札は、土地が 5 枚に《火葬》というもの。やっと満足できる 5 枚の手札をキープして、ゲームスタート。

後手の仙波は 1 ターン目に《無謀な浮浪者》をプレイ。だが、返しに中村がプレイしたのは驚きの《組み直しの骸骨》。この《組み直しの骸骨》へと《小悪魔の遊び》をプレイして中村のライフを削りに行く仙波。そして、返しに中村は呪文をプレイすることができず、《無慈悲な捕食者》へと変身してしまう。

この 3/2 クリーチャーが中村のライフを削りにかかる。狂喜した《嵐血の狂戦士》こそ《マナ漏出》で対処した中村だったが、依然おされ気味の展開には違いがない。中村は《禁忌の錬金術》をプレイし、《悪性の傷》《無慈悲な捕食者》へとプレイする。

これで変身条件が達成されてしまい、1/1 に戻った《無謀な浮浪者》は -1/-1 カウンターによって墓地に送り込まれてしまう。仙波は《燃え上がる憤怒の祭殿》をプレイするのだが、しかし、後続を用意できない。

《瞬唱の魔道士》がプレイされ《禁忌の錬金術》が対象に選ばれてフラッシュバックされたところで、《電位の負荷》をプレイし中村のライフを 10 にする仙波だったが、《燃え上がる憤怒の祭殿》の上に置かれているカウンターの数は増殖してもまだ 2 つ。ライフを削るにはまだまだ足りない。

《組み直しの骸骨》が 2 体墓地から復活し、2 体目の《瞬唱の魔道士》《小悪魔の遊び》のフラッシュバックを《マナ漏出》したことで、中村のクロックは 6 点に。明らかに、仙波の《燃え上がる憤怒の祭殿》のカウンターが増えるスピードよりも、中村がライフを削りきるターンの方が早い。

ライフが 10 の仙波は、4 体のアタックに対して、《瞬唱の魔道士》《はらわた撃ち》する。これでカウンターは 6 つになり、さらに仙波の生き残るターンが 1 ターン伸びてしまう。小考する中村。現状、盤面のカードだけで言えば、まだまだ中村の方が勝利ターンが早いため、これを通して、仙波のライフは 6 に。

仙波の《燃え上がる憤怒の祭殿》のカウンターは 7 に。ドローしたのは《山》。仙波はターンを返す。中村は 3 体でアタックし、仙波のライフを 2 とする。

仙波の最後のターン。まず、《燃え上がる憤怒の祭殿》のカウンターが 8 つに。そしてドローは《はらわた撃ち》。ちょうど中村のライフ 10 点を削りきれるドローに恵まれた形の仙波ではあったが、しかし、中村が簡単にこれを通してくれるとは思えない。少しでも隙を引き出すために、手札に持っていた《山》をセットし、手札が 1 枚の状態でターンを返す。

この仙波のターンエンドに中村が動く。《熟慮》を手札からプレイする。

仙波 「手札は 1 枚?」

中村の手札が 1 枚であることを確認すると、仙波は《はらわた撃ち》を中村に対してプレイ。まずは、《燃え上がる憤怒の祭殿》のカウンターが 9 つになる。そして、《はらわた撃ち》がカウンターされなければ、中村のライフは 9 になるのだ。

中村が、ゆっくりと倒した最後の 1 枚の手札は、《否認》

中村 1-0 仙波


Game 2

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先手の仙波は 2 ターン目に狂喜無しで《嵐血の狂戦士》をプレイ。さらに 3 ターン目にはトップデックした《チャンドラのフェニックス》をプレイして中村のライフを強引に削っていく。

この間、中村は《熟慮》、そして《禁忌の錬金術》とプレイするのみで、淡々とライフメモの数字を減らしていくのみ。

ここで追加のクリーチャーを用意できず、さらに土地も止まってしまった仙波だったが、中村が 4 マナの状態で《瞬唱の魔道士》から《熟慮》をプレイし、タップアウトの隙に《電位の負荷》をプレイして、さらに強引にライフを削っていく。

だが、手札を充実させ、マナを伸ばし続けていた中村は着々と逆転の布石を打っていく。対して仙波は何をしようにもマナが無い。ようやく引き当てた 4 枚目の《山》から《槌のコス》をプレイするものの、中村は《禁忌の錬金術》で墓地に落としていた《瞬間凍結》《瞬唱の魔道士》の 2 枚目でフラッシュバックする。

そして、返しのターン。6 マナにたどりついた中村は、赤単殺しのアーティファクトクリーチャー、《ワームとぐろエンジン》をプレイする。これで返しのターンに中村のライフを削れないと、せっかく 6 まで削ったライフが安全圏まで回復してしまう。

中村 「どうせなんかもってるんでしょ?」

仙波 「なんか持ってたらこんなドローの仕方しないでしょ?」

祈るようにドローをする仙波。引き当てたカードは……《山》《チャンドラのフェニックス》でアタックすると、《山》をセットし、5 枚の《山》をタップした。

あなたに《小悪魔の遊び》

中村 1-1 仙波


Game 3

後手の仙波は、またも土地が 5 枚の手札をマリガン。さらに手に入れた 6 枚の初手は、土地が 1 枚。苦しみ悩んだ末に、この手札をキープし、1 ターン目に《トゲ撃ちの古老》をプレイする。

なんとか 2 枚目の《山》をドローし、《燃え上がる憤怒の祭殿》をプレイするが、これは《マナ漏出》。しかし、2 枚目の《燃え上がる憤怒の祭殿》が通ってしまい、《トゲ撃ちの古老》《流城の貴族》とプレイして、一気に《燃え上がる憤怒の祭殿》のカウンターを貯める。

その間、黙々と《熟慮》を撃ってドローをすすめる中村。そして、6 マナになったところで長考。結果プレイされるのは、おなじみの《ワームとぐろエンジン》

仙波 「わざわざ悩んで出すのやめてよ」

中村 「どっち出すか悩んだんだよ」

まだ土地が 2 枚で止まっている仙波。《無謀な浮浪者》をプレイして《燃え上がる憤怒の祭殿》のカウンターを 7 つにしてターンを返す。

この《無謀な浮浪者》《ワームとぐろエンジン》をブロックし、そしてダメージ解決前に《四肢切断》されることで絆魂によるライフ回復を阻止する。中村は、さっき悩んだ片割れである《墓所のタイタン》をプレイしてターン終了。

ここで 3 枚目の《山》を引いた仙波。まったくもって遅い。まったくもって遅いが、なんとか間に合わせる方法はないか長考する。そして長考の末に、「2 点たんねぇ」とつぶやき、The Finals チャンピオンは土地を片付けた。

仙波 1-2 中村

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