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LMC Championships 2011

LMC Championships

ラウンド 3: 佐藤 和真(千葉) vs 藤本 洋介(千葉)

Written by Daisuke Kawasaki

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LMC Championship といえば、前身である Lord of Magic、通称 LoM の時代から大型セット入れ替え直後の時期に開催されるのが通例であり、新セットによって生み出される新デッキの試金石的な意味合いが強かった。

ゼンディカーブロックがローテーション落ちし、イニストラードブロックが入ったことで、多くのデッキが登場する……かと思いきや、直前にグランプリ・ブリスベンが開催されていたこともあって、デッキの分布は、大きく分けて、白緑ビートダウン、赤緑《ケッシグの狼の地》、青黒系のコントロール、そしてそれぞれの亜種に大別される形となった。

そんな中、ひときわ異彩を放つデッキリストを持ち込んできたのが藤本 洋介。彼の使用するデッキは、黒単の感染デッキなのだ。最近、オンライン上では流行の兆しを見せているデッキなのだが、この会場では唯一の使用者となっている。

対するは、強力カードを擁するゼンディカーブロックと、代名詞とも言えた《稲妻》を失ってしまい大きく失速したかと思われた赤単を使用する佐藤 和真。ローテーション前には戦力不足が懸念されていたが、イニストラードに赤の低コストクリーチャーが多く含まれていたため、改めてトップシーンに踊り出たアーキタイプだ。

共に 2 連勝でフィーチャリングエリアに呼ばれた両名。果たして、3 連勝目にてをかけることができるのはどちらのプレイヤーか。

Game 1

ダイスロールで先攻は佐藤。

1 ターン目から《山》のセットからの《流城の貴族》をプレイいう展開。さらに藤本の《蔑み》で公開された手札は《チャンドラのフェニックス》《電位の負荷》《墨蛾の生息地》《山》が 2 枚というもの。

藤本 「詰んでるなぁ……」

藤本は 2 ターン目に《疫病のとげ刺し》をプレイする者の、これは《電位の負荷》によって《流城の貴族》のサイズを上げながら除去されてしまい、残りライフは 16 に。

プロテクション赤を持つ《ファイレクシアの十字軍》をプレイした藤本だったが、返す佐藤のアクションは《槌のコス》。アタックしてくる《山》を受け止めることこそできるものの、盤面に影響を与えることができない。

自身のターンに 2 枚目となる《蔑み》《嵐血の狂戦士》を捨てさせ、佐藤の手札を《山》のみとした藤本。さらに《呪文滑り》を追加するが、やはり《ファイレクシアの十字軍》はアタックできない。

とはいえ、佐藤も完全に盤面を固定された格好。現時点でのクロックは+1/+1 カウンターが 3 つ乗った《流城の貴族》と、《槌のコス》が生み出す《山》なのでアタックを通すことができない。《槌のコス》の<+1 >能力を使用して忠誠カウンターを 5 つにし、奥義に向けてのプレッシャーをかけた状態でターンを返す。

《槌のコス》へのアタックを事実上強要された形の藤本。《ファイレクシアの十字軍》《墨蛾の生息地》《槌のコス》へとアタックを宣言する。これを《墨蛾の生息地》で受け止めようと考えた佐藤だったが、《悪性の傷》によって妨害され、《槌のコス》の忠誠カウンターは 2 つに。

だが、返すターンで佐藤は、引いて来た 2 枚目の《チャンドラのフェニックス》をプレイ。さらに《槌のコス》の能力で山を 4/4 にして 3 体での総攻撃。《流城の貴族》《呪文滑り》でブロックしたものの、これで藤本の残りライフは 10。

2 枚目の《流城の貴族》が追加されると、4 枚目の土地までたどり着けなかった藤本は、カードを片付けた。

佐藤 1-0 藤本

Game 2

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先手を選んだ藤本は、初手をみて小考の末にキープ。1 ターン目に《虚無の呪文爆弾》をプレイ、さらに《呪文滑り》につなげる。

対して、佐藤も 2 ターン目には《燃え上がる憤怒の祭殿》をプレイする。これで《ファイレクシアの十字軍》も対策十分……と思いきや《呪文滑り》をすでにプレイされてしまっているのが苦しいところだ。

藤本は続いて、まさに話題の《ファイレクシアの十字軍》をプレイ。佐藤も《チャンドラのフェニックス》のプレイで対抗するのだが、続くターンに今度は 4 枚目の土地にたどりついたフジモトに《鞭打ち悶え》をプレイされ、即、《ファイレクシアの十字軍》に装備されてしまう。

藤本のコントロールする《沼》の枚数は 3 枚。したがって《ファイレクシアの十字軍》のパワーは 5。

《呪文滑り》に守られた、パワー 5 の感染クリーチャーによる 2 回のアタックを止める方法を佐藤は持ち合わせていなかった。

佐藤 1-1 藤本

Game 3

先手の佐藤が 2 ターン連続で召喚する《流城の貴族》を、《悪性の傷》《伝染病の留め金》で華麗に捌ききる藤本。だが佐藤も《伝染病の留め金》《躁の蛮人》で破壊する。

藤本が《疫病のとげ刺し》をプレイしたことで、毒カウンター 1 点と、2 点のライフレースが開始される。まず、佐藤が《躁の蛮人》でアタックし、返しで藤本は《疫病のとげ刺し》でアタックする。

先にクロックを止めることに成功したのは藤本。《疫病のとげ刺し》でアタックした後に、《鞭打ち悶え》をプレイする。《沼》 4 枚によって 4/4 となっているこの《鞭打ち悶え》の前に、《躁の蛮人》は完全に動きを止められてしまう。佐藤は《燃え上がる憤怒の祭殿》をプレイしてターンを返す。

すると、藤本はここで《疫病のとげ刺し》と、《鞭打ち悶え》を装備した 0/0 トークンの 2 体のクリーチャーでアタック。なんと佐藤のライフを削り始める。そして 2 つめの《鞭打ち悶え》を追加する。

藤本は「リミテッドかよ」と言っているが、佐藤の立場からすれば、かなり苦しい盤面へと追い込まれてしまった形。さらに 《困窮》をプレイされてしまう。対応して《四肢切断》でトークンの 1 体を、そして《火葬》《疫病のとげ刺し》を除去し、《無謀な浮浪者》をディスカードさせられる佐藤。藤本は 0/0 トークンに 2 つの《鞭打ち悶え》を装備させ 8/8 としてアタックする。《四肢切断》の為にライフを費やしていた佐藤のライフはこれで 4。

返すターンに《躁の蛮人》でアタックし、《墨蛾の生息地》《鞭打ち悶え》を受け止めようと考えた佐藤だったが……クリーチャー化した《墨蛾の生息地》《夜の犠牲》がプレイされたことで、土地を片付けた。

佐藤 1-2 藤本


毒だけでなく、見事にライフを削りきってゲームに勝利した藤本。これで感染デッキは 3 連勝、まだまだ残りは 5 ラウンドと長い道のりではあるが、グランプリ広島でダークホースとなるデッキは、このデッキで間違い無いだろう。

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